伝統とモダンの融合 in 青蓮院
夜間ライトアップか行われている青蓮院・・・。
先週、その美しい和の空間に突如現れたドレスの数々。
これらは2011年1月26日にパリにて開催され、現地で称賛の声と感動を刻んだ「桂 由美 パリ・オートクチュールコレクション」。の一部。
そんなドレスがなぜ京都に展示されているかといえば、今回のコレクション、テーマが「UN JOUR A KYOTO(京都の一日)」だったんです。
桂さんはこのコレクションのテーマを京都に据えただけでなく、京都に残る伝統工芸を、徹底的にコレクションに取り入れました。
京鹿の子絞り、友禅染、和傘、金属工芸など・・・。
結果としてショーは大成功、パリでも「いままででいちばんよかった」と絶賛されたそうです。
そんなコレクション成功にいたる凱旋報告会&シンポジウムがこの日青蓮院のお向かい、パビリオンコートで開催されました。
会には職人さんたちも参加。
京都でさまざまな伝統工芸に携わる職人さんたち。
桂さんからオファーがあったときは当初は「ありえない!!」と戸惑ったこともたくさんあったようですが、結果としてショーは大成功!!
また、ファッション番組の取材が、素材の製作過程から取材にやってきたのも、前代未聞だったそうです。これには、伝統工芸に携わる京都の方々も、相当勇気づけられたみたいです。
ドレスの展示は3月21日までですが、只今青蓮院では夜間特別拝観を実施中。
シンポジウムの開会時と閉会時には震災被害地域の方々に向けて祈りがささげられましたが、
青蓮院でも静かな明かりの中に、人々の祈りが込められています。