雨の京都も魅力あります〜法然院


ミヤマグチです。
京都は観光シーズンということもあり、
この週末もかなりの人出!


でも19日はあいにくの雨・・・
「せっかくの京都なのに、雨なんて最悪!!」
と感じられた方も多かったかもしれません。


しかし、しかし!
雨の京都も捨てたものじゃありません。
雨だから、楽しめる京都の素晴らしさもあるんです。


私がよく雨の日に、ふらりと向かうのが法然院

京都市左京区鹿ヶ谷にあるお寺です。
哲学の道から少し山側に行ったところにあります。
こちらは、茅葺で数奇屋造りの山門。
雨が似合うんですよね。


そして、雨の日は人が少ない。
本来なら、人でごった返して、じっくり拝観できないこの季節。


でも雨なら、庭園もひとりじめ。

静かです。
聞こえてくるのは雨の音と、
本堂の裏から聞こえてくる獅子おどしの音だけ。
贅沢な時間やなぁ〜。


反対から見るとこんな感じ。


四角い砂の山は「白砂壇」といって、
山門に入ると両側にあり、水を表しているそうです。


白砂壇の間を通ることは、心身を清めて
浄域に入ることを意味しているんですね。
いつも、砂の上には季節にあった絵が描かれています。


ちなみにこちらの紅葉はあと1週間くらい待つと
美しくなるのでしょうね。
その後もしばらく法然院にいましたが、
参拝者もちらほら、くらいでした。
雨の似合うお寺。
一度訪ねてみられてはいかがでしょうか?


せっかくなので、そのまま少しだけ西へ向かい、
真如堂へも立ち寄りました。


こちらもいつの間にか紅葉の名所として
観光バスが来るようになったのですね。
結構穴場だと思っていましたが・・・


三重塔と紅葉

雨に濡れた紅葉も美しいものです。


この季節はそんなに雨が続くこともありませんが、
雨は雨で、素敵な発見があるのが京都のおもしろさ。
ぜひ、屋内にこもらず、外出してみてはいかがでしょうか?


法然院
京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町30
京都市バス5,204系統など「浄土寺」バス停より徒歩10分

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