京都で鮒寿し!? 京都 喜多品さんの絶品鮒ずしを日本酒で楽しむ♪
こんばんは、ミヤマグチです。
突然ですが「鮒寿し」と聞くと何を思い浮かべますか・・・?
「滋賀県」「独特の臭い」「酒の肴」・・・
そんなキーワードをイメージした人が多いのではないでしょうか。
なかなか「京都」にはつながらないですよね?
しかし!とある方から
「京都に絶品鮒寿しを作るお店がある」という情報を得まして、
お酒に合う肴を求めてならどこまでも行く私・ミヤマグチは
行ってきましたよ〜!
その鮒寿司屋さんとは、東山区 豊国神社を
少し西に行った路地にある「京都 喜多品」さん。
鍾馗さんが軒先にいる、昔ながらの京町家に
暖簾がかかっています。
風情がありますね^^
鮒寿しはこちらで食べられるわけではありませんので、
「鮒寿し」と「甘露漬」の2種類を持ち帰ってきましたよ。
まずは「鮒寿し」から。
臭いのかな、、咳き込んじゃったりするのかな、、、
と不安になりながらふたを開けると
「・・・あれ?全然臭くない」
鮒寿司はかなりの臭いで食べる気が無くなってしまう!
なんてウワサもありましたが、
感じるのは芳醇なチーズのような香り。
「間違いなく、これはお酒にぴったり合う!」
直感で分かります。
そして、やっぱり合わせるお酒は日本酒でしょう!
ということで辛口のお酒をセレクト。
「松竹梅 山田錦 特別純米」です。
暑い一日でしたのでしっかり冷やしておきました^^
さあ、いざいただきます!!
贅沢にも、大きなサイズを一切れパクリ。
・・・美味しい〜!!
気にしていた臭さはありません。
好みにもよると思いますが、私にとっては「発酵系の良い香り」
口の中にほどよい酸味と、うま味が広がります。
タマゴの部分も美味しいですが、
身の部分は噛めば噛むほど深い味わいに。
この味わい、反射的に酒を欲します。
日本酒をごくり。
発酵が醸す最高のハーモニー♪
この組み合わせを楽しめるとは、
自分も大人になったもんやなぁと実感します。
最近は外国産の鮒を使ったものもありますが、
喜多品さんは全て琵琶湖産の姿のよいニゴロ鮒のみを
使われているとのことです。
さらに発酵させるためのお米も、近江米を使うなど
素材にもこだわり抜かれているのですね。
ではなぜ京都でお店を展開されているか?
聞いてみますと、もともとは滋賀・高島が拠点だったのですが
京都の料亭との取引も多かったこともあり、
すぐにお届けできるように、と京都に移られたのだそうです。
さて、もうひとつの看板商品「甘露漬」についてもご紹介します。
こちらは鮒寿しをごはんだけきれいにぬぐい取り、
改めて酒粕に半年以上漬け込んだものだそうです。
ふたを開けると、確かに熟成された酒粕の香り。
身も鮒寿しよりも色が濃いです。
もちろん、こちらもお酒とともにいただきます。
匂いは鮒ずしとはまた別もの。
奈良漬に近い、酒粕由来の深い香りです。
少しでも発酵系の香りが苦手な人は、
こちらの甘露漬なら絶対大丈夫です。
味わいも、半年以上漬け込まれているだけに、
鮒寿しと比べると甘みがあり、
また別モノとして楽しむことができます。
この日は6人でいただきましたが、
「鮒寿し派」と「甘露漬派」はちょうど半分。
好みは別れましたよ。
どちらも日本酒にはベストマッチでしたので、
酒の肴として楽しまれる方はお好みで、
ご自分に合った味わいを選んでみてください^^
“京都で鮒寿し。”
今まではなかなかイメージできなかった組み合わせですが、
新しいスタンダードとして、特にお酒好きの方への
お土産には人気になりそうですね。
喜多品さんの立地も三十三間堂や豊国神社、
そして国立博物館など、みどころも多いエリアですので
観光帰りに立ち寄られるのもいいかもいいかもしれません。
■京都 喜多品
〒605-0908 京都市東山区鞘町通正面上る正面町313
TEL / 075-561-0616